【ゴールへの意識】

2023年10月24日火曜日

試合

t f B! P L

こんにちは、太郎です。

先日、1学年上(4年生)の練習試合に3名のヘルプ要請があり、小太郎も派遣されました。

4年生は元々人数が12名と少なく、その日は4年生が7名しか集まらなかったそうです。

ちなみに今回の相手チームは実力的に同じくらいで、メンバー構成によって勝ったり負けたりな感じみたいです。

ただ自チームは中心選手の2人(ゲームメーカーと点取り屋的な選手)が不在で、今日は少し厳しいかもと、コーチは言っていました。


我が少年団は幼稚園年長から小学2年生まではキッズという括りで一緒に練習し、3年生以降は完全に学年別での練習になります。

小太郎を除く3年生2名は在籍が年長からなので、4年生の選手たちとキッズ時代に一緒に練習しており、仲も良く和気あいあいの雰囲気。

小太郎は入団が2年生になってからのため、コーチや現4年生たちとの面識がほとんどなく名前も知られておらず、しかもあまり愛想のいいタイプではないので(これは今後の課題かも)ウォームアップ中から一人ポツンとしてます(泣)

でも何故か立ち振る舞いが堂々としているところに大物感が漂っている(親バカ)


第1試合前半は3年生で主にCB/CHを担っているBくんが出場、ポジションは右CBです。

※4年生のフォーメーションは2-4-1が基本みたいです。

Bくんは体が大きく足元の技術が高いので、余裕を持ってプレー出来る頼れる選手です。

4年生相手でもフィジカルで負ける事なく競り合えていますが、相手のプレススピードが3年生の試合より速いのでいつもほど余裕がありません。CBという事もありセーフティーな判断を中心にほぼミスなくプレー、流石です。

第1試合後半はBくんに代わり3年生で主にCH/SH/CB/SBとポリバレントなCくんが出場、ポジションは右CHです。

Cくんも体が大きくボールを受ける動きがうまいので、常にボールに関わる中心選手です。

良いポジショニングでボールを受けますが、やはり相手のプレスが速く次の展開が上手くいきません。中盤でパスを受けても中々前を向けず苦戦していました。それでもボールロストは少なくキープは出来ていたので、流石です。

1試合目は0-2での敗戦、相手プレスで押し込まれて中々攻撃出来ずに終わりました。


第2試合前半は主にSH/FWの小太郎、ポジションは大好きな左SHです。

「1試合目サイドからの推進力が無かったから、小太郎1発かましたれー!」

と内心思いながらボールパーソンしていましたが、1試合目同様に押し込まれ気味の展開で小太郎も苦手な守備にてんてこ舞いです(笑)

1点先取され、このまま前半終わりかというタイミングで千載一遇のチャンスが到来。

相手が前掛りに押し込んできたタイミングで相手SHの背後をとった小太郎にCBからパスが入り、そこから相手SBをハーフウェーライン辺りでカットインで抜き去り独走、落ち着いてGKもかわし無人のゴールへ蹴り込みました。

まさに電光石火の出来事で、あまり小太郎の事を知らなかった4年生たちは目が点に。

そのままハーフタイムに入りましたが、ベンチでは一気に小太郎株が急上昇。コーチも小太郎のスピードに驚き、後半も引き続き出場になりました。

コーチから守備時も少し前めにポジションを取るようにと指示された小太郎、その影響で相手の右SBとCBが警戒して少しラインを下げるようになり、結果中盤でのプレス圧力も弱まることでパスが回るようになってきました。

チームとしてボールを持てる位置が上がり、シュートまでいける回数も増えた後半。小太郎はボールに絡むも4年生2人に警戒されているため、ドリブルでの突破はさすがに難しい模様。

そんな一進一退の攻防の中のハイライトは、小太郎がちょうどSB前でパスを呼び込み、相手が寄せてきたタイミングでリターンパス、即座に反転しダイレクトパスをもらいSBを攻略、次に寄せてきたCBに縦に抜くような姿勢を作りつつ右足アウトサイドで走り込む味方FWにラストパス、ダイレクトシュートがさく裂。お見事でした。。。

この試合は2-1で勝利、後半は優位に試合が進めていました。


試合の合間、小太郎にアシストのシーンを聞いてみたところ

私「リターンパスからのワンツーはイメージしてたの??」

小太郎「何も考えてなかったよー!」

小太郎「ドリブルしてもすぐ次の相手に取られちゃうからさー、ボールを離して相手から逃げちゃえばいいのかなと思ったんだー!」

単純な思考ですが、直感的でもしっかり考えられている事に感動を覚えました。


3試合目は小太郎はお休み、前半はBくんが右CH、後半はCくんが右SHで出場し、0-3で敗戦。

ラストの4試合目はコーチが「せっかく来てくれたから」とご厚意で3年生3人をフル出場させてくれました。

小太郎は左SH、Bくんは右CB、Cくんは右CHと本人が一番自信あるポジションで出場。

小太郎が4試合フル出場で疲れていた相手SBとCBの2人をドリブルでかわしてゴールし、Bくんがコーナーキックからのこぼれ球を押し込んでゴール!(キッカーはCくん)

3人の奮闘もあり結果は2-2の引き分けで、4試合を1勝2敗1分で終えました。


試合後、コーチから今日の活躍を褒められ、4年生からも完全に名前を憶えられた小太郎。

確かに上の学年の試合で総得点4点中2得点1アシストは大したもの。

ですが総合力ではBくんCくんと比べ、まだまだ劣っていると感じます。

ただストロングポイントが明確で活かし易い点と、「ゴールへの意識」が周りの選手たちより高く、その意識が選択するプレーに表れています。その結果、試合での活躍に繋がったのかなと思います。

文章では小太郎の活躍したプレーに焦点を当てていますが(笑)実際はサイドでボールを失う場面も多々ありましたので。。。

サイドとセンターでプレーの選択やボールの持ち方など違ってくるので、一概には言えませんが、、、今回の3人のプレーを見ていて技術以外の「意識」という部分の大事さを再確認しました。


翌日の練習時に4年生コーチから聞きましたが、相手チームのコーチが「サイドの27番の子(小太郎)は最近入団した子かい?今まで見たことないからさ。背は小さいけど良い選手入団したねー!」とおっしゃっていたそうです。

完全に4年生と思われていたのと、相手コーチにも印象を残した小太郎さん。
しっかりと爪痕を残すあたり、、、流石です。


では、また次回に。



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